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 東西医学の融合 

平成5年9月定例本会議一般質問

―東洋医学研究所設立は、大阪府議会初の提案。
「21世紀の医療は、西洋・東洋両医学の融合が必要」という観点から、環境保健部長に問う―

 

  まず第一に、東洋医学研究所の設立についてお尋ねいたします。
  戦後、現在の医療技術のめざましい発展と生活水準が向上した結果、今や世界一の長寿国となりました。しかしながら、労働環境や生活環境の急激な変化によって、疾病構造の変化が生じてまいりました。
  さて、現実の医療行為は、明治以後普及してきた西洋医学が中心となっておりますけれども、昨今では、古来より伝統に培われてきた東洋医学のすぐれた点を取り入れるべきだという主張が出てまいりました。大学や病院、そして地方自治体、その他幾多の団体で、副作用の少ない漢方の併用や難病などの治療において、積極的に取り入れる動きが見られます。
  本来、医療の姿とは、心身ともに全体を把握し、自然治癒力を援助しながら患者の視点に立って病気を完治さすということであります。
  このようなことから、西洋医学の弱点を発想や手法の違う東洋医学で補い、双方のいい面を科学的に組み合わせていくことが肝要であり、東西両面からの医療を提供できる医師を育てることによって医療ニーズの多様化に答えることができるものと信じています。


《具体の質問として》
  こうした意味で、東洋医学を科学的に研究するため研究組織を設置していくべきだと考えますが、まずこの点についてお聞きをしておきます。
  また、医学を通じ中国など東洋医学の進んだ国との定期的な相互交流の機会づくりを推進することによって、東洋医学と西洋医学の結合を図るとともに、中国などより医師を招き、医学学習の役に立ててはいかがでしょうか。環境保健部長の所見を伺います。
  長い歴史の中で培われてきた東洋医学は、その内容も豊富であり、漢方、鍼灸に限っても、さまざまな効果をあわせ持っており、この奥深い東洋医学を研究し、東西医学の融合を果たすことによって、二十一世紀に向け人間中心の新しい医学の確立を目指していかなければならないと考えております。

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